カゴを見る マイページへログイン ご利用案内 お問い合わせ サイトマップ
RSS
 

部分かつらの金具が留まらない、又は痛い

ご質問は


「部分かつらを金具ストッパーで装着しているが、髪が少なくて痛い。金具以外に良い方法はないですか?」

というもの。

金具を使いますが、

痛みを解消する一番簡単な解決策は、金具を痛くないところに縫い付け直すことです。

これは、糸と針があれば、自分で簡単に出来ます。

金具を付けるところがないほど髪が少ないのなら、

残念ながら金具は使えないので、医療用全かつらをお勧めします。

それ以外の方法で、

金具以外で部分かつらを固定することは、全く無いことはありませんが、

金具ほどしっかりと固定するものはありません。

例えば、縁がマジックテープのブラシ側のようなつくりで

髪に軽く引掛けるもの。

これは、よく大手メーカーのコマーシャルで見かけるものですが

実際のところ、固定力と言えるほどのものではありません。

金具が痛く感じるほどの薄毛では、そもそも引っ掛けるための髪が不十分で

髪がマジックテープのブラシの部分から簡単にスルスルと抜けてしまいます。

私の場合は、全く効きませんでした。

もし、このマジックテープのブラシが効くとすれば、皮肉な話ですが

それはかつらが不要なくらい地毛自体がしっかりとある場合だと思います。

これでも良いから作ってほしいという方もいますが、

固定力が弱いので外出中に飛ばされるなどの事故も想定されるため

弊社では作成いたしません。

じゃあ、何で大手さんはそんな頼りない製品を作るのかということですが、

あくまでも私見ですが、実用的かどうかは別にして、

常に消費者に向けて、何かしら目新しく映る製品を発表し、

話題性を提供する必要があるからではないかと思います。

何だかんだ言って、かつらの固定方法は進化していないのが現状ですが

逆に言えば、金具はほぼ完成形ではないかと思います。

私もなかなかの薄毛です(下の画像)が、

薄毛画像

金具は緩くもきつくも肌に当たる感覚を調整して装着でき

大変使いやすく、固定力もしっかりあるので、日々快適に安心して

使用しています。

私自身が20年近くかつらを使っている当事者として、自信を持ってお勧めできる

固定方法が金具であることは間違いありません。








髪が全く無いのですが、留め金具なしで医療用かつらを被れますか

はい、髪がなくても、医療用かつらは被れます。


特に当工房では、医療用かつらの裏にシリコンがあり

地肌と密着し安定するように出来ていますので

下地のネットや、金具ストッパーなしで

そのまま装着できます。

かつらはズレないように工夫


かつら(ウィッグ)でも温泉に入りたい

温泉いいですね、私も大好きです。かつらでも温泉に入れます。

ただし、泉質によってはかつらが傷むことがあります。

私の場合は、万が一傷んでも良いように使い古しとか、安いかつらを温泉用に用意します。

温泉の脱衣所には、たいていお手洗いがありますので、

温泉に入る前にお手洗いに行って温泉用のかつらを着用し、

その上からタオルを巻いてしまいます。

そうすると濡れても違和感がありません。

入浴前は体を洗いますが、かつらを着けているので頭は洗えませんが

我慢しましょうね。

温泉から上がったら、また脱衣所のお手洗いでもとのかつら(ウィッグ)と

交換すればOKです。

後程お部屋のお風呂で頭を洗ってさっぱりしてください。

ちなみに、かつらを着用していることを一緒に来た友人などに

どうしても知られたくない場合は、

「今日は体調が悪くて温泉はやめとくわ」と言って遠慮するのも1つの選択ですね。

かつらは暑いの

かつらは帽子と同じ感覚です。


被っている以上、涼しいということはありませんが

工夫次第で使用感は良くなります。

例えば、かつらのベース生地を特に通気性の良いものにするとか

髪型をショートヘアスタイルにするとか、ロングヘアなら緩く結ぶとか。

こちらは最近人気のかつらベース生地ネット素材です。

薄く目立たない割には丈夫です。
通気性の良いかつらベース生地

かつら素材も快適性を追求し日々進化中です。

小さいウィッグのカバー力

主につむじ、分け目をカバー出来るというのが部分ウィッグの特徴です。

店長もフルウィッグと部分ウィッグの両方を使っていた経験がありますが、

小さくて軽い・暑苦しくないという点で、今では部分ウィッグを愛用しています。

通常サイズはこんなにコンパクトです。

小さいウィッグ

ベース生地(髪を植える部分)は手のひら程度の大きさで小さくても

植える髪を長くすれば、ロングヘアでも対応できる優れものです。

地毛のボリュームが少し減ってお悩みという程度であれば

断然部分ウィッグがお勧めです。

こちらも実は部分ウィッグなのです!
部分かつらのロングスタイル出来ます


人工毛のかつらってどう?(当方では扱っておりませんが)

【メリット】
・形状記憶だと、シャンプーしてタオルドライするだけで
お手入れ簡単(人毛はブロー必須)
・色褪せしない(人毛は色あせする)
・耐熱ファイバーは、ヘアアイロンやコテが使える
(人毛も使用可)
・人毛に比べて安価

【デメリット】
・人工毛特有のテカリがある(人毛にはない)
・染め・パーマできない(人毛はできる)
・使っているうちに髪がチリチリになる
 (人毛はならない)
・襟足の髪が人毛に比べて絡みやすい
・短い髪の切り口が皮膚に当たってチクチクする
ことがある(人毛にはない)

ちなみに、当工房では人工毛の取り扱いは一切無く
人毛のみ使用しています。

理由は簡単です。

”自然だから”

そして

”使用感が良いから”

購入時に少々値段が高くても

良いものを快適に長く使うことが、
結果的に一番お得なのです。

自毛使用医療用かつら製作画像

人毛と人工毛の見分け方

当方では人工毛の扱いは一切ございませんが、

最近、他店に並ぶかつらを拝見しますと

人毛100%は少なくなりました。

原因は、人毛価格の高騰です。

そのため、人工毛ミックス(大体人毛30%前後)のかつらが多く出回っています。

お客様が修理で持参されるかつらも、

かなり前のものだと、人工毛は毛先に縮れなどが起こっているので判断できますが、

人毛100%なのか人工毛ミックスなのか、はっきりしないものがあります。

人毛か人工毛かで、修理の仕方は変わってきます。

そんな時の髪のチェック方法です。

①髪を数本カットし、火をつける。

②煙が出る(独特のにおいがあります)→人毛

  髪が縮む→人工毛

ご参考にしてください。

自分の髪がある上にフルウィッグ(全頭かつら)を着けても大丈夫?

当工房のフルウィッグは、後頭部に伸縮ネットが使ってあるため、髪があっても装着できます。

    襟足はアジャスターで調節

その際、金具ストッパを使ってかつらを被ることになります。

例えば、自分の髪が

①ショートヘアスタイル→問題なく装着できます。

②ロング・セミロングヘアスタイル

  →襟足にある程度の量の自毛があるので、自毛をゴムで結んで、かつらの中に入れ込むのか、

そのまま髪を下ろしたまま、かつらの金具ストッパで挟んで固定するのか、どちらかです。

髪の量にもよりますので、まずは装着感を試して下さい。

お好みの方法で良いと思います。

かつらの髪を短く切りすぎたら?

まれなケースですが、ご自分でかつらをカットされたりして

短く切りすぎたというご相談をいただくこともあります。

かつらの髪は慎重に少しずつカットすることをお勧めします。

また、かつらの装着位置が正しくないと(特に前後)、

前過ぎで装着してカットすると前髪は当然短くなります。

どうしても切ってから短すぎて困る場合、ご相談ください。

最終的な手段ですが、有償にて髪を長いものに植え替えという方法があります。

こちらのかつらもそんなわけでお受けしたものです。

青いゴムで束ねてある部分を切りすぎた、ということで植え替えます。

かつらの髪を植えなおすことできます

かつらはとても大切なアイテムに間違いありません。

だけど、所詮はモノであるということも忘れてはいけません。

いくらでも修正、再製作は可能なのです。

カットなどで万が一失敗しても、この世の終わりのように落ち込む必要はありません。

どうしたら良いか、ご一緒に考えましょう。

抗がん剤治療で髪が抜ける前にかつらの型取りしてもいい?

つまり、地毛(自毛)がある状態で、かつらのための頭の型取りが

可能かどうかですね。

かつらが出来上がるときには、脱毛していて髪がない状態だと

かつらのサイズが実際の頭のサイズより大きくなる(緩くなる)という

ご心配ですね。

確かに、型取りしたそのままのサイズでかつらを作ると大き目になりますので

当方では脱毛も考慮し、少し小さめに修正してお作りしていますのでご安心ください。

ページトップへ