【自毛でウィッグ】何年も前に切った髪は「腐る」の?保管していた髪の寿命について

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何年も前に切った髪は「腐る」の?保管していた髪の寿命について

「数年前にカットした髪を大切に持っているけれど、腐ったりしていないかしら?」 「古い髪でウィッグを作ると、ニオイがしたりしない?」

自毛でのウィッグ製作をご検討中の方から、このようなご不安の声をいただくことがあります。 結論から申し上げますと、正しく保管されていれば、髪が腐敗することはまずありません。

1. なぜ髪は腐らないのか?

「腐敗」とは、主に微生物や細菌が、水分や温度の条件が揃ったところでタンパク質を分解することを指します。

髪は非常に強固なタンパク質組織です。以下の条件さえ守られていれば、何十年経っても腐ることはなく、悪臭が出ることもありません。

  • 十分に乾燥していること(カビの原因になる湿気がない)
  • 直射日光の当たらない場所(タンスの中など)に保管されていること

2. 歴史が証明する「髪の驚異的な保存性」

髪の強さは、歴史的な発見が証明しています。 シルクロードの「楼蘭(ローラン)の美女」に代表されるミイラや、古くから大切に受け継がれてきた「遺髪」が、何百・何千年の時を超えて当時の姿を留めていることからも、髪がいかに分解されにくい素材であるかがわかります。

3. 実例:40年以上前の髪でも製作実績があります

当工房では、「40年以上前にカットして保管されていた髪」を使ってウィッグを製作させていただいた実績が多数あります。


40年以上前にカットして保管されていた髪
自毛で作った40年以上前の他社製ヘアピース

上の画像は、40年以上前に自毛を付け毛に仕立てたものを当工房で譲り受け、現在も保存しているものです。今でも十分使える、健やかな状態を保っています。


店長・野沢より:「古すぎるから…」と諦めないでください

お若い頃の健やかな髪は、たとえ何十年経っていても、ウィッグにした際に非常に美しく仕上がります。それは、あなたの大切な歴史の一部です。

「もう使えないかもしれない」と諦めてしまう前に、ぜひ一度私に拝見させてください。箱を開けた瞬間、当時の思い出とともに、新しい姿への希望が見えてくるはずです。

保管状態が不安な方へ 「少し湿気ているかも」「ゴムが劣化してバラバラ」といった状態でも、修復や洗浄で対応できる場合がございます。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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