新しいウィッグが自分の髪に馴染むまで。1ヶ月でなじませるコツ

新しいウィッグを着けて鏡を見たとき、「なんだか浮いて見える」と感じたことはありませんか。実はこれ、ウィッグを着けている方なら誰もが通る道です。届いたばかりのウィッグは、ご自身の髪となじむまでに少し時間がかかります。今回は、その理由と、早くなじませるためのコツをお伝えします。

目次

馴染むまでの目安は1ヶ月前後

できあがったばかりのウィッグは、どんなに丁寧に作っても、最初は自分の髪との一体感が出にくいものです。毛先の揃い方、質感、動き方——そのどれもが「新品らしさ」を持っているからです。

多くの方の場合、ご自身の髪とすっとなじんでくるまでに、おおよそ1ヶ月前後かかります。着け始めてすぐに違和感があっても、どうか焦らないでください。これは製品の問題ではなく、ごく自然なことなのです。

早くなじませるコツは「思い切って洗う」

「せっかくの新しいウィッグを洗ってしまって大丈夫かしら」と、ためらわれる方がとても多いのですが、実は新しいうちにシャンプーすることが、なじませる一番の近道です。

できあがったばかりのウィッグには、製作の工程でどうしても独特の光沢が残ります。この光沢が、「作りものらしさ」の正体です。下の写真は、同じウィッグのシャンプー前と後です。
光沢の落ち方と、毛流れの変化を見比べてみてください。

新しいウィッグのシャンプー前は髪の立ち上がり、光沢やや強め
シャンプー前:全体に均一な光沢があり、毛が寝ています

一度シャンプーしていただくと、その光沢がすっと落ちて、人毛本来のやわらかな風合いが表に出てきます。こちらがシャンプーしたもの。髪が自然に立ち上がり、光沢も自然です。

新しいウィッグのシャンプー後はふんわり自然で自然な光沢
シャンプー後:光沢が落ち、根元が立ち上がって自然な毛流れに

ご自分のヘアスタイルに合わせてブロー

シャンプーのあとは、ただ乾かすのではなく、ふだんのご自分のヘアスタイルに合わせてブローしてみてください。分け目の位置、毛先の流れ、前髪の角度。ご自身の癖に合わせて形づけていくことで、ぐっと「いつもの私」に近づきます。

ドライヤーの当て方についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

人毛は思っているより丈夫です

「洗ったら傷んでしまうのでは」というご心配も、よくいただきます。けれど人毛のウィッグは、意外としっかりしています。少々洗ったくらいで髪が傷むことはありませんので、どうぞご安心ください。

大切に扱いすぎて、箱にしまったままにしてしまう方もいらっしゃいますが、それではいつまでもなじみません。どんどん使って、洗って、乾かして。使い込むほどに、ご自分の髪に近づいていきます。

店長より

店長のざわ

私自身もウィッグユーザーですので、新しいものを着けたときのあの落ち着かない感じは、よく分かります。でも大丈夫、1ヶ月もすれば必ず「自分の髪」になります。それまでの間、どうか怖がらずに洗って、使ってあげてください。何かご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

新しいウィッグをいつから使い始めるかについてはこちらをご覧ください。美容室での装着カットについてはこちらからご覧いただけます。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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