ウィッグとかつらの違いとは?呼び方は違っても中身は同じです

「ウィッグ」と「かつら」、どちらも髪につけるものを指す言葉ですが、その違いが気になったことはありませんか。

結論から言えば、この二つはほとんど同じものを指しています。ただ、言葉の受け取られ方には差があり、工房にいるとそれを感じる場面が何度もあります。ここでは、言葉の成り立ちから、実際にお客様がどう呼ばれているかまで、お話しします。

目次

💚 「ウィッグ」と「かつら」は、ほぼ同じ意味

「かつら」は日本語の呼び方、「ウィッグ(wig)」は英語由来の呼び方です。どちらも頭にかぶって髪を補ったり、髪型を変えたりするためのものを指します。

ですから「ウィッグとかつら、どちらを選べばいいの?」と迷う必要はありません。同じものです。医療用のものもファッション用のものも、どちらの言葉でも呼べます。

💚 お客様のほとんどは「ウィッグ」と呼ばれます

ここからは、工房で実際に感じていることをお話しします。

お電話やメールでご相談をいただくとき、お客様のほとんどは「ウィッグ」という言葉を使われます。「かつら」とおっしゃる方は、そう多くありません。年代を問わず、この傾向があります。

理由ははっきりとは分かりませんが、「かつら」という言葉には、時代劇や舞台で使うもの、あるいは隠すためのものという印象がついて回るのかもしれません。一方で「ウィッグ」は、髪型を楽しむための道具という、軽やかな響きがあります。

「ズラ」という言い方について

もうひとつ、触れておきたいことがあります。

「かつら」を略した「ズラ」という言い方があります。この言葉に、つらい思いをされた方がいらっしゃいます。からかうときに使われることがあるからです。私もそんな言葉を投げられて深く傷ついた経験があります。
髪のことで悩んでいる方にとって、頭にのせているものをどう呼ばれるかは、思っている以上に大きなことです。

💚 「部分ウィッグ」「ヘアピース」も同じもの

ウィッグまわりには、ほかにもいろいろな呼び方があります。

  • 部分ウィッグ
  • ハーフウィッグ
  • ヘアピース
  • トップピース

これらも、指しているものは同じです。頭の一部分を覆うタイプのウィッグを、業者や地域によって違う名前で呼んでいるだけです。

当工房では、混乱を避けるために「部分ウィッグ」で統一しています。お客様が「ヘアピースを作りたい」とおっしゃっても、「トップピースはありますか」と聞かれても、同じものとしてお話を伺います。呼び方が違うからといって、別の商品をご案内することはありません。

💚 大切なのは「呼び方」より「中身」

ウィッグでもかつらでも、本当に大切なのは呼び方ではなく、その中身です。どんな髪で作るか、どんなサイズやスタイルにするか、頭に自然になじむか、長く快適に使えるか。こうした一つひとつが、毎日の使い心地を左右します。

特に、ご自分やご家族の髪(自毛)で作るウィッグは、慣れ親しんだ質感や色そのままに仕上げられるため、装着したときの違和感が少ないのが魅力です。

費用の目安については費用・料金一覧をご覧ください。ご注文までの流れはご注文の流れ・髪の送り方にまとめています。

🌟 店長より

店長のざわ

「ウィッグとかつら、何が違うの?」とよくご質問をいただきます。呼び方が違うだけで中身は同じ、とお伝えすると皆さん安心されます。私自身も30代から使ってきましたが、当時は人に言えませんでした。だからこそ、言葉ひとつで気を揉むお気持ちがよく分かります。どうぞ気楽にご相談ください。

ご自分やご家族の髪で作る医療用ウィッグの製作例は、医療用フルウィッグ(自毛・人毛)の製作事例一覧でもご覧いただけます。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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