長く伸ばした髪をばっさり切るとき、「捨てるのはもったいない」「何かに役立てられたら」と思う方はとても多いです。その選択肢としてよく知られているのがヘアドネーション。でも実は、もうひとつ、“自分や大切な家族のために、自分専用のウィッグとして残す”という方法があります。このページでは、その違いをやさしく整理します。
ヘアドネーションとは
ヘアドネーションは、寄付された髪を使って、病気などで髪を失った子どもたちのために医療用ウィッグを無償で届ける活動です。とても尊い取り組みで、伸ばした髪を社会に役立てたい方にぴったりの選択肢です。
一般的に、寄付には髪の長さの条件(団体により異なりますが、おおむね31cm以上が目安)があり、寄付した髪が誰のもとに届くかは指定できません(不特定の子どもたちのために使われます)。
「自分・家族のために残す」ウィッグとの違い
当工房がお手伝いしているのは、ご自分の切った髪を、ご自分やご家族のためのウィッグ・ヘアピースにするという方法です。ヘアドネーションと比べると、こんな違いがあります。
| ヘアドネーション | 自分・家族のために残す(当工房) | |
|---|---|---|
| 髪の行き先 | 不特定の子どもたちへ寄付 | 自分自身、または大切なご家族へ |
| 用途 | 子ども向け医療用ウィッグ | 自分用・将来の備え・贈り物 |
| 長さの条件 | 比較的長め(目安31cm〜) | 部分ウィッグなら短めの髪でも活用可 |
| 費用 | 無償の寄付 | 製作費がかかる(その分、世界にひとつの品に) |
どちらが良い・悪いではありません。「社会の誰かのために」ならヘアドネーション、「自分や家族のために形に残したい」なら自分専用のウィッグ、という違いです。
こんな方には「自分・家族のために残す」がおすすめ
- いつか自分が必要になったときのために、今の元気な髪で備えておきたい
- 抗がん剤治療などを控えていて、抜ける前の自分の髪でウィッグを作っておきたい
- 娘さんの髪でお母さまへ、お孫さんの髪でおばあちゃまへ、と家族の髪を贈り物にしたい
- せっかく伸ばした髪を、思い出として手元に残したい
実際に、「娘の髪なら安心」とお母さまへ贈られる方、ご自身の将来のために作っておかれる方が多くいらっしゃいます。当工房の制作事例もぜひご覧ください。
「31cmないと無理かな…」という方へ
ヘアドネーションは長さの条件がありますが、ご自分・ご家族のためなら、短めの髪でも部分ウィッグやトップピースとして活かせます。「この長さで作れる?」というご相談だけでも大歓迎です。
くわしくは自毛で作る部分ウィッグのページや、髪のカット・送り方のご案内をご覧ください。
まとめ
伸ばした髪には、伸ばしてきた時間と思いが詰まっています。社会のために贈るヘアドネーションも、自分や家族のために残すウィッグも、どちらも髪を大切にする素敵な選択です。「自分や家族のために残したい」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。世界にひとつ、あなたの髪でつくるウィッグをお手伝いします。
自毛で作るウィッグの種類や費用については、下記のページでご覧いただけます。
「こんな風になりたい」という想いを、お聞かせください。
かつらウィッグ製作専門工房.png)
