【知恵袋】急にウィッグが窮屈に!自分でできるサイズ調整の応急処置(ベースカット術)

特にお子様の場合、成長に伴って頭のサイズが変わり、ウィッグが浮いてきたり窮屈に感じたりすることがあります。 「スペアの製作が間に合わない!」「でも明日も学校へ行かなければならない」 そんな時のための、ご自身でできる「あくまで応急処置」としてのサイズ調整方法をご紹介します。

※こちらの方法はベース生地をカットするため、加工は自己責任にてお願いいたします。


目次

【準備と注意点】

この方法は、ウィッグの裏側(ベース生地)に切り込みを入れて広げるものです。

  • ロングヘアの場合: 後頭部のへこみ辺りであれば、表面の髪に隠れて目立ちにくいです。
  • ショートヘアの場合: 隠れる髪が少ないため、慎重に作業が必要です。
  • 当工房の製品以外: 他社製ウィッグは生地の構造が異なるため、カットできない場合があります。ご不安な方は事前にご相談ください。

【ステップ別・サイズ調整の手順】

① 切り込みを入れる 後頭部の真ん中より下(少し窪んでいるあたり)に、横に切り込みを入れます。これにより、ウィッグをより深く被れるようになります。

ポイント: ベースを切る前に、表面の髪をクリップなどで避けておき、髪まで切ってしまわないよう注意しましょう。

自分でできるサイズ調整の応急処置(ベースカット術)2
髪を切らないようにクリップで留める
自分でできるサイズ調整の応急処置(ベースカット術)1
後頭部の真ん中より下(少し窪んでいるあたり)に、横に切り込みを入れます

② 当て布をして縫い合わせる 切り込みを広げた部分に、黒い布を当てて「マチ」を作ります。

  • 肌当たりを考えるなら、柔らかい布がおすすめです。
  • 生地のほつれを防ぐため、縫い代は1cm以上確保して、周囲をしっかり縫い合わせます。
自分でできるサイズ調整の応急処置(ベースカット術)3
スペースを広げた状態で布を当てて周囲を縫う

③ 仕上げ 余分な当て布をカットして完成です。これで一時的にサイズにゆとりが生まれます。

自分でできるサイズ調整の応急処置(ベースカット術)4
当てた布の周りの余分なところをカットする

【最後は必ずプロのメンテナンスを】

この方法はあくまで「次のウィッグができるまで」や「修理に出すまで」の繋ぎの処置です。

窮屈な状態を無理に我慢するのは、頭痛やストレスの原因にもなり良くありません。

応急処置で急場をしのいだ後は、お早めにプロの修理・調整にお出しください。

店長のざわ

日々成長されるお子様の姿は嬉しいものですが、ウィッグのサイズが追いつかないと焦ってしまいますよね。この裏技が、困っている親御さんの少しでもお役に立てれば幸いです。もし「自分でやるのは怖い」という場合は、いつでもお気軽にご相談くださいね。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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