case-54: 大好きなおばあちゃんへ。10代の姉妹が贈った「世界に一つ」の医療用ウィッグ

製作の背景

「大好きなおばあちゃんを元気づけたい」
そんな想いから、10代の姉妹が大切に伸ばしてきた自慢の髪をカットされました。カラーやパーマの履歴がない、ツヤツヤとした極上の10代の髪。お二人それぞれの想いが詰まった髪を一つに合わせ、おばあちゃんのための医療用ウィッグを製作した事例をご紹介します。

こだわった点

【異なる髪色を「再染色」で一つに調和させる】

お預かりしたのは、30cmと35cmの健やかな髪です。 姉妹で少しずつ髪の色味に違いがありましたが、おばあちゃんが一番落ち着くお色で過ごせるよう、当工房にてお二人の髪を再染色し、均一で自然な色合いに整えました。 自毛(地毛)100%だからこそ、このようにご希望の色に合わせて染め直し、違和感のない仕上がりにすることが可能です。

【体調に合わせて、ゆっくりと「似合わせ」を】

ウィッグの本体が完成した後は、おばあちゃんのご体調が良いタイミングを見計らって、カットとパーマでスタイリングを行う予定です。 一度にすべてを終わらせるのではなく、使う方のペースに合わせて少しずつ「いつもの髪型」に近づけていく。そんな寄り添ったプロセスを大切にしています。

10代の姉妹が贈った「世界に一つ」の医療用ウィッグ
10代の姉妹が贈った「世界に一つ」の医療用ウィッグ
医療用ウィッグのために10代の姉妹の自毛
医療用ウィッグのために10代の姉妹の自毛
10代の姉妹が贈った「世界に一つ」の医療用ウィッグの分け目
医療用ウィッグの分け目
10代の姉妹が贈った「世界に一つ」の医療用ウィッグのベースネット
医療用ウィッグのベースネット
店長のざわ

10代のお孫さんたちの純粋な想いが、技術を通じて形になりました。
若い方の髪は弾力があり、非常に質の高いウィッグに仕上がります。何より、お孫さんたちの「温かい気持ち」が、おばあちゃんにとって一番の力になるはずです。大切なご家族の絆を繋ぐお手伝いができることを、心より光栄に思います。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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