case-78: 髪を足さず、自分の髪だけで作る。ベース調整でかなえる部分ウィッグ【製作例】

「他の人の髪を混ぜず、自分の髪だけで作りたい」というご希望をいただくことがあります。今回は、ブレンドをせず、お預かりした髪だけで部分ウィッグをお作りした製作例です。パーマ・カラー歴のない、25〜30cmのバージンヘアをお預かりしました。

目次

📸 自分の髪だけで作った部分ウィッグ

今回のお客様は、「自分の髪だけで作りたい」とのご希望でした。工房の髪を混ぜず、お預かりした25〜30cmの髪だけを使って製作しています。パーマ・カラーをしていないバージンヘアなので、つやと毛流れがそのまま活き、自然な仕上がりになりました。

部分ウィッグ用にカットした自毛束25〜30cm
お預かりした自毛(25〜30cm・パーマカラー歴なし)
自分の髪だけで作った部分ウィッグ 正面
前から
自分の髪だけで作った部分ウィッグ 横
横から
裏側はメッシュと人工皮膚
裏側ネット

✂️ ベースを小さく調整して、髪を活かす

髪を足さずに作る場合、限られた量の髪をどう活かすかが工夫のしどころです。今回は、かつらのベース(土台になる生地)を、通常より1センチ小さく微調整しました。ベースを少し小さくすることで、お預かりした髪の量でも、毛量が薄くならず、しっかりと密度のある仕上がりにできます。「自分の髪だけで」というご希望に、サイズ調整でお応えした一例です。

📋 製作データ

25〜30cmの自毛(パーマ・カラー歴なし)をお預かりして製作。ご本人の髪だけで作るご希望のため、工房毛のブレンドはなし。かつらベースの生地を通常より1cm小さく微調整し、限られた髪量でも自然な密度に仕上げています。

🌟 店長より

店長のざわ

「自分の髪だけで作りたい」というお気持ち、とてもよく分かります。大切に伸ばした髪だからこそ、まるごと活かしたいですよね。髪の量が少し心もとない場合でも、工房の髪を足す方法のほかに、今回のようにベースのサイズを調整して、ご自身の髪だけで仕上げる方法もあります。ご希望に合わせて、いちばん良い作り方を一緒に考えます。「足したくない」「自分の髪だけで」というご要望も、遠慮なくお聞かせください。

髪の量に合わせた部分ウィッグの作り方は、ほかにも製作例があります。部分・ハーフウィッグの製作例もあわせてご覧ください。

「こんな風になりたい」という想いを、お聞かせください。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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