case-59: 大切な思い出を今の私に。自毛ヘアピースを使い勝手の良い「部分ウィッグ」へ再生

「昔、自分の髪で作ったヘアピースがあるけれど、今のスタイルには合わなくて……」 そんなご相談をきっかけに始まった、今回のリメイク。お手持ちの自毛ヘアピースを一度解体し、今の生活で最も使いやすい「部分ウィッグ」へと生まれ変わらせた事例をご紹介します。

何十年も前に作った自毛ヘアピース
何十年も前に作った自毛ヘアピースの裏側
何十年も前に作った自毛ヘアピース
何十年も前に作った自毛ヘアピース
自毛ヘアピースを「部分ウィッグ」へ作り替え
自毛ヘアピースを「部分ウィッグ」へ作り替えたもの
自毛ヘアピースを作り替えた「部分ウィッグ」の側面
自毛ヘアピースを作り替えた「部分ウィッグ」の側面
自毛ヘアピースを作り替えた「部分ウィッグ」の頭頂部
自毛ヘアピースを作り替えた「部分ウィッグ」の頭頂部
製作の経緯とこだわり

【想いがこもった「自毛」を、もう一度主役へ】

お預かりしたのは、お若いころ他店で製作された自毛100%の付け毛です。 ご自身の髪で丹精込めて作られたものは、既製品にはない愛着があるもの。しかし、年齢とともに変化する髪のボリュームや、好みのヘアスタイルの変化によって、出番が少なくなってしまうこともあります。 今回は、その貴重な「自毛」を一本も無駄にしないよう、丁寧に解体・洗浄するところから作業を始めました。

【今の悩みにフィットする「部分ウィッグ」への進化】

解体した髪をベースに、以下のポイントにこだわって作り替えを行いました。

  • ベースの最適化: 以前のものよりも頭の形にフィットする最新のベース素材を採用。
  • 毛量と配置の調整: 気になる部分を自然にカバーできるよう、一本一本の植毛角度や密度を再設計しました。
  • 馴染みの良さ: 自毛だからこその「色」と「質感」を活かし、今の地毛と境界線がわからないほど自然に馴染む仕上がりです。

【捨てない選択、使い続ける喜び】

「合わなくなったから」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。 当工房では、新しくお作りするだけでなく、大切な髪を今のあなたに合わせて「最適化」するお手伝いもしています。かつての思い出が、再びあなたの毎日を輝かせるパートナーに変わります。

店長のざわ

髪は、その方の歴史そのものです。 リメイクを終えたウィッグを手にした時のお客様の晴れやかな笑顔を拝見すると、この仕事の意義を深く感じます。「自毛の再利用」は、専門知識と手間を要する作業ですが、それだけの価値があることだと確信しています。

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この記事を書いた人

1969年生まれ。自身の脱毛経験を経て、オーダーメイドの自毛かつら(地毛ウィッグ)製作を専門とするウィッグ販売製作の傍ら製作講師として活動。
2023年9月10日より、これまでの実績を礎に、さらなる飛躍と誠実な手仕事を期して活動名を「野沢ひろみ」から「野沢 昊未」へと改めました。
「髪は、その人を象徴する大切なもの」という信念のもと、一本一本に心を込めた植毛と、最高級の素材選びにこだわり続けています。治療中の方や髪にお悩みを持つ方が、鏡を見た瞬間に「いつもの私だ」と笑顔になれるような、温もりのあるウィッグをお届けします。

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